クラリーノなどの『人工皮革』とは、どんなのものかご存知でしょうか?

『人工』と書きますので人工的に作られたことはなんとなくわかると思います。

 

しかし、人工的に作られた革ならば、私達の生活にもっと馴染み深い革『合皮(合成皮革)』がありますよね。

とても似た意味合いをもつ2つの素材はどのような違いがあるのでしょうか。

 

こちらでは、そんな「人工皮革と合成皮革はどこが違うのか」についてご紹介いたします。

人工皮革と合成皮革は『耐久性』が違う

まず、はじめに人工皮革について簡単にご紹介致します。

『人工皮革』とはポリウレタンなどの化学樹脂を用いて作られた『合成皮革』の中のひとつです。

『合成皮革』という大きなジャンルの中に『人工皮革』という区分があります。

合成皮革
  • PU(ポリウレタン)と表記されるものなど
人工皮革
  • クラリーノ
  • コードレ
  • ベルバイオなど

人工皮革を含む『合成皮革』は、基本的に化学樹脂や繊維で作られているので「撥水性が高く」、「とても軽い」素材です。

しかし、『人工皮革』にはランドセルの素材として『合成皮革』よりも優れた性能があります。

 

それは『耐久性(丈夫さ)』です。

 

人工皮革は、とても「耐久性の高い素材」なのです。

人工皮革と合成皮革の違い①『作り方』

はじめにお話しましたが、人工皮革と合成皮革は同じ仲間です。

では、この2つの皮革の『耐久性』に差が生まれる理由とは一体何なのでしょうか?

 

その答えは「基布(下地)となる素材」と「樹脂との組み合わせ方」にあります。

 

それでは、どのような基布を使って、どのように樹脂と組み合わされることで耐久性に差が出るのか、それぞれ分かりやすく解説いたします。

『人工皮革』

作り方の特徴
  • 基布(下地)・・・『不織布』を使用。
  • 組み合わせ方・・・基布にポリウレタンなどの樹脂を「染み込ませる」ように付着させる。

使用される基布は、ナイロンなどの化学繊維を立体的に絡み合わせた『不織布(ふしょくふ)』を使用しています。

本来、不織布は『織布・編布』と比べると強度は劣りますが、立体的に組み合わさった化学繊維のスキマに樹脂が染み込むように付着することで、天然皮革に近い構造となり、柔軟でとても丈夫な皮革となります。

樹脂の中では繊維が複雑にしっかり絡み合っているので、樹脂が劣化してきても合成皮革より「割れたり、ちぎれたりしにくくい」のが特徴的です。

『合成皮革』

作り方の特徴
  • 基布(下地)・・・『織布・編布』を使用。
  • 組み合わせ方・・・基布の表面にポリウレタンなどの樹脂を「塗布」するように付着させる。

使用される基布は、繊維を織ったり編んだりして作られる『織布(しょくふ)・編布(あんぎん)』を使用します。

基布にポリウレタンを表面に上塗りしているだけの構造なので、皮革としての強さは『織布・編布』や『樹脂』の厚みに由来します。

つまり、丈夫な皮革に仕上げようとすればするほど、分厚く重くなっていきます。

ランドセルに加工する為には、ある程度厚みにも限界があるので、それほど丈夫には作れません。

また、表面の樹脂が劣化して割れてしまうと、中の基布が露出して撥水性や耐久性がガクッと落ちてしまいます。

人工皮革と合成皮革の違い②『価格』

人工皮革と合成皮革の違いについてご紹介いたしましたが、実はこの2つの素材には性能以外の違いがあります。

それは使用されるランドセルの『価格』の違いです。

合成皮革は、人工皮革よりも比較的に低コストで作ることが可能です。

そのため、合成皮革ランドセルはとても安価で販売されていることがあります。

 

どのくらい値段に差が出来るか具体的に言うと、

現在、市場に出ている人工皮革ランドセルの平均価格を4万円~6万円台としたところ、

合成皮革ランドセルは、4万円以下で購入が可能です。

最安値のものだと1万円以下で販売されているものもあるくらいです。

ランドセルにおすすめは『人工皮革』

魅力的な値段ではあるものの、耐久性のことを考えるとやはり『合成皮革ランドセル』の購入はあまりおすすめできません。

いくら安くても最悪の場合、「やぶれて修理が必要になって費用が後からかかった・・・」なんてことにもなるかもしれません。

やはりお子さまには「軽くて」、「丈夫で」、「使いやすい」人工皮革ランドセルがおすすめです。

 

おすすめの人工皮革についてはこちらの記事もご参考ください。

    おすすめの記事