
こちらでは、工房系と呼ばれるランドセルメーカー(ブランド)の中でも人気の
『中村鞄(なかむらかばん)』さんのランドセルについてご紹介しています。
中村鞄さんのランドセルってどんな特徴があるのか?や、
実際に購入したママさんたちの声などもご紹介していきます。
ぜひ、ランドセル選びの参考にしてみて下さい♪
中村鞄ってどんなメーカー?
中村鞄さんは、東京に本店・工房をかまえる
創業1960年の歴史をほこる老舗の鞄メーカーさんです。
<基本情報>
〒123-0872 東京都足立区江北1-32-1
TEL. 03-3899-5115 / FAX. 03-3899-1885
<営業時間>
10:00 ~ 17:00
※12:00〜13:00は、見学できません。
<営業日>
4月1日~ 4月30日:平日のみ営業
5月1日~:土日・祝日も営業
※年末年始休業
※臨時休業/臨時営業有り
※詳細は公式サイトのカレンダーをご確認下さい。
<無料駐車場>
東口正面玄関4台、西側駐車場11台
<アクセス>
●電車
日暮里舎人ライナー (日暮里から9分) 高野駅西口下車 徒歩4分
日暮里舎人ライナー (日暮里から11分) 江北駅西口下車 徒歩6分
●バス
都バス 王40甲 池袋駅東口発 江北4丁目下車 徒歩3分
都バス 王40甲 西新井駅前発 江北4丁目下車 徒歩3分
東武バス 北05 北千住駅前発 扇3丁目下車 徒歩1分
●お車
扇大橋インター出口 約1.6km 約4分
鹿浜橋インター出口 約3.0km 約8分
引用元:中村鞄公式サイト
50年以上も続く伝統技術をもった熟練職人さんと、
その技を継ぐ若手職人さんによって
ひとつひとつ丁寧にランドセルが作られています。
早期売り切れが予想されるメーカー
中村鞄さんは、工房系と呼ばれるメーカー(ブランド)のなかでも有名な
『鞄工房山本』さんや『土屋鞄』さんとは違い、
店舗・工房が一店舗しかなく、お世辞にも大きな工房を持っているとはいえません。
その為、ランドセルの生産量は限られており、
早期売り切れが予想されるメーカーさんのひとつでもあります。
中村鞄さんのランドセルを見たい!買いたい!
というママさんたちは中村鞄さんの公式サイトの販売スケジュールや、
展示会情報を早いうちからチェックしておきましょう!
ついに2020年向けランドセルの販売スケジュールが中村鞄さんの公式サイトで公開されました!
最速で展示・受注ができるのは、3/20(水)。
販売情報・展示会情報はこちらの記事で詳しくご紹介していますので合わせてご覧下さい。
中村鞄のランドセルの魅力は「気品あふれるシンプルさ」
それでは、次にママさんたちが気になることといえば、
やはり中村鞄さんのランドセルは「どんなところが良いのか?」ですよね。
ということで、中村鞄さんの魅力はどこにあるのか、
ランドセルを実際に買ったママさんたちの口コミから探ってみましょう!
早々といろいろ調べた結果ネット上の情報だけで第一候補に中村鞄を選びました。
実際に見に行ってもやはり素敵なランドセルだと思いました。
購入を決めているのは牛革ボルサのブラックです。
元々シンプルなものを探していたのですが、こちらのランドセルはシンプルなうえに気品があって存在感がありました。
お値段もそこそこだけど、鞄屋さんなので物は確か!
シンプルなラインが多い!!
ランドセル 一度も壊れることなく、形崩れすることなく、6年間使えました。
中村鞄製作所のランドセル お世話になりました。
長男の土屋鞄のランドセルもしっかりしていましたが、あちこち傷だらけで卒業
使い方が次男の方が丁寧だったのかもしれませんが、中村鞄製作所のランドセルは、傷あまりなく綺麗なままのランドセルで、6年間卒業です
ママさんたちの口コミでもでてきますが、
中村鞄の魅力のひとつに「シンプル」なデザインというのがあります。
中村鞄さんのランドセルは、カラーリングはオシャレですが、
デザインに関してはオーソドックスなシルエットで、
飾り気はほとんどありません。
引用元:中村鞄公式サイト
しかし、口コミでもあるように
中村鞄さんのランドセルの品質・つくりが良いので、
この「シンプルさ」が気品のあるランドセルに感じさせてくれているようですね。
この「気品あるシンプルなデザイン」こそ中村鞄さんの最大の魅力だと感じます。
「シンプル」なランドセルなら成長しても違和感を感じさせない
ランドセルのデザインって買うときはお子さまも結構こだわる子がいるのですが、
実際、買って数年もたてば、ほとんど本人は興味が薄くなります。
なので、そこまでこだわる必要はないのですが、
あまりに派手なデザインのランドセルや、
キャラクターもののちょっと子どもっぽいデザインのランドセルだと
お子さまが高学年になっておおきくなったときに
背負っている姿に違和感を感じるママさんたちもいます。
6年間使うという前提で考えると、あまりキラキラ、可愛すぎるランドセルはお勧めしません。
なぜなら、高学年になればなるほどそういうのはちょっと浮いちゃうから。
低学年では可愛い可愛いしてるものがどんな子でも似合うけど、大きくなるにつれそういうのが恥ずかしいと思う子もいるし
趣味じゃなくなるかもしれない。
それを考えると、あまり凝った装飾をしてるものじゃないランドセルの方が飽きが来ないと思いますよ。
お子さまが、大きくなったときのことを考えて
「あまり派手じゃないランドセルがいいな」と思った方は、
中村鞄さんのランドセルのような
シンプルなデザインのものを選ぶと安心できるのではないでしょうか?
シンプルなランドセルは、中村鞄さん以外のメーカーさんでもたくさん取り扱っています。
お気に入りのシンプルランドセルを見つけたい方はこちらの記事もご覧下さい♪
中村鞄のランドセルの性能は?「従来のものよりやや良い」
中村鞄さんの魅力は、そのシンプルなデザインですが、
それだけではいまひとつ満足できませんよね?
やはりランドセルの性能も気になるところです。
ということで、こちらでは中村鞄さんのランドセルの性能についてご紹介します。
最初に当サイトの総合評価としては、
中村鞄さんのランドセルは「標準よりやや良い性能」と感じました。
というのも、中村鞄さんのランドセルは、
高性能ランドセルを扱う大手メーカー『セイバン』さんのような、
ランドセルを軽く背負うための「アップ式背カン」や、
丈夫さをより向上させる「三面一体型プレート」などの、
目新しい機能が搭載されておりません。
肩ベルトの付け根部分に「はね形」の樹脂パーツを内蔵することで、肩ベルトが根本が立ち上がり、背中とランドセルを近づかせることができる機能です。
重心が身体に近づくことで「体感重量」を軽く感じさせてくれます。

二重構造の芯材でできた三面一体の”コの字型”の芯材プレートにより、ランドセルにかかる力を分散してくれます。
従来の芯材だけのものよりも潰れにくく、型崩れを防ぎます。
ランドセルを「軽く背負う」為の機能や、「丈夫さ」に関しては、
従来のランドセルとほとんど変わらないと考えられます。
イチョウマチ
イチョウの葉っぱのような形をした芯材で、硬く丈夫な合成樹脂で出来ています。
ランドセルの大マチの両サイドに内蔵されていて、ランドセルの型崩れや、潰れを防ぐ「丈夫さ」の要です。
背カン
ステンレス製の背カンで雨に濡れても錆びつきにくくなっています。
非連動型のスライドアームが身体や動きに合わせて稼動するので、ランドセルの背負い降ろしが簡単です。
引用元:中村鞄公式サイト
しかし、中村鞄さんのランドセルは、
「子どもの身体に負担をかけにくい」という性能に関しては、
とても優れたランドセルといえる機能を搭載しています。
優れたクッションで身体の負担を抑えてくれる
中村鞄さんはのランドセルには、
『シャトルクッション』と呼ばれるクッション素材が、
背あてや肩ベルト裏に使用されています。
この『シャトルクッション』はスペースシャトルなどを開発する
科学技術に優れたNASA(米国航空宇宙局)でも使用されているクッション素材で、
優れた衝撃吸収力とフィット感をもっています。
まるで背中全体を包み込むようにランドセルを身体にフィットさせるので、
動いたりしてもランドセルがズレにくく、揺さぶられにくくなるため、
身体にかかる負担を減らしてくれます。
しかも、ふっくらとしたクッションの厚みがランドセルの角や、
背カンの金具が身体に当たるのを防いでくれます。
引用元:中村鞄公式サイト
ランドセルを試着した際に「腰や肩甲骨にランドセルが当たって痛い」
というお子さまにもおすすめのランドセルです。
○通気性に優れた「クッション構造」とは言いにくい
とても優れたクッションをもつ中村鞄さんのランドセルですが、
クッションの”構造”に関しては、もうすこしアレンジが欲しいと思いました。
なぜなら、中村鞄さんのランドセルは、
ランドセルと身体が最も密着する部分「背あて」が、
昔ながらの「U字型」のクッション構造のため、
通気性に優れているとは感じれないからです。
引用元:中村鞄公式サイト
従来のランドセルのには、「U字型」のクッションが多く使用されていましたが、
下の写真を見ていただくように、U字型は空気の逃げ道が少ない為、背中と密着するとムレやすいことがあります。
ムレ・あせもが気になるお子さまには、もっと通気性に優れた「背あて」のランドセルがおすすめです。
通気性の良いランドセルについてはこちらで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧下さい。
ただし、従来のランドセルと変わらない機能でも優れているポイントがあります。
それは次のランドセルの「ヘリ」構造です。
「ヘリ」のあるランドセルだからキズが付きにくい
最近のランドセルは、大きなA4フラットファイルが入るように
サイズアップされたものが一般化されてきていますが、
そのままでは、幅が邪魔になるということで”ヘリ”部分をカットした
「キューブ型」や「スクエア型」と呼ばれるランドセルもでてきました。
このキューブ型ランドセル達は、コンパクトさに優れてはいるものの、
本体の表面が床や壁に直接触れるので、キズがつきやすいのが難点です。
しかし、中村鞄さんのランドセルは、全モデル「学習院型」とよばれる、
従来のランドセルと同じく”ヘリ”が付いているので、
本体の裏・側面にキズが付きにくくなっています。
引用元:中村鞄公式サイト
キレイな状態を長持ちさせる為に、従来の機能をそのまま活かしているところは、
中村鞄さんの良い所の一つです。
○耐傷性に優れたコーティング加工でよりキズがつきにくい
また、中村鞄さんのランドセルは、
コードバンや牛革などの天然皮革を含め、
すべてのランドセルを耐傷・撥水加工を施しています。
引用元:中村鞄公式サイト
最初にお話した「ヘリ」構造に加え、この表面のコーティングにより、
ランドセルをより長くキレイなまま保ってくれます。
ちなみに、どんな優れたコーティングが施してあっても、外で使用するランドセルにお手入れは必須です。
簡単でいいので、雨に濡れた日や汚れたかな?と気づいた時に軽くサッとやわらかい布で表面をふき取ってあげましょう。
そうすれば、もっとキレイな状態が長持ちしますよ♪
ランドセルのお手入れ方法については、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
細部まで丁寧な”つくり”なので使いやすく安心
中村鞄さんのランドセルは、
最初にもお話しましたが「シンプルさ」が大きな魅力です。
その魅力を引き立たせてくれているのが、丁寧な全体の”つくり”です。
力の掛かる肩ベルトなどの細部までキレイに手縫いされており、
見た目と丈夫さを両立しています。
引用元:中村鞄公式サイト
また、マグネット錠の先端にはお子さまをキズつけないようカバーが装着されていたり、
教科書にキズがつかないように「底板」をつけたりと、使い勝手にも配慮されています。
○修理保証があるので万が一の時も安心!
ちなみに、ランドセルの”つくり”もしっかりしている中村鞄さんですが、
万が一壊れてしまっても6年間修理保証が付いていますので安心です。
代替ランドセルの貸し出しもしてくれているので、
修理に時間がかかる場合も心配いりません。
修理の依頼に関しては、下記フリーダイヤル又は、
メールアドレスから連絡すると対応して貰えるようです。
TEL:03-3899-5115
メール:info@nakamura-kaban.net
大手メーカーさんと比較した鞄工房山本のランドセル
続いて、上記でご紹介した中村鞄さんのランドセルの機能などを総合的にみて、
独断・偏見でランドセルの大手メーカー『セイバン』さんのランドセルと比較してみました。
背負いやすさ | 丈夫さ | 快適さ | 安全性 | 使いやすさ | |
中村鞄 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
セイバン | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
※当サイトの個人的な感想です。
中村鞄さんのランドセルは、
大手メーカーさんほどの様々な機能が搭載されているわけではありませんが、
とても使い心地の良いランドセルだと思いました。
こちらで比較している『セイバン』さんのランドセルを、
もっと詳しく見たいという方は、こちらの記事でご紹介していますので、
ぜひ見比べてみてください。
中村鞄ランドセルの商品ラインナップ
中村鞄さんのランドセルは、
モデルごとにデザインの大きな変化はほとんど※ありません。
※ベルエース ハートのみ少しデザインが異なります。
「コードバン」・「牛革ボルサ」・「ベルエース(人工皮革)」の3つの素材と、
シングルカラーの「ベーシック」タイプと、コンビカラーの「パステルクラシック」タイプの
2つの組み合わせた【3素材×2タイプ+1モデル】の全7モデルがあります。
馬革コードバン ベーシック
¥88,000 |
馬革コードバン パステルクラシック
¥88,000 |
牛革ボルサ ベーシック
¥65,000 |
牛革ボルサ パステルクラシック
¥65,000 |
ベルエース ベーシック
¥50,000 |
ベルエース ハート
¥53,000 |
ベルエース パステルクラシック
¥50,000 |
性能などにもほとんど変わりはありませんので、
素材の風合いや、重さ、価格などを考えながらお気に入りを見つけてくださいね♪
ランドセル選びに迷ったら?①「まずはタイプで選ぶ!」
中村鞄さんのランドセルは、
デザインに変化が無い分「どれを選んだらいいのかな?」
悩んでしまいますよね。
そんな時は、まずは好きな『タイプ』を選びましょう!
中村鞄さんのランドセルのタイプの基本は2つ。
昔ながらのオーソドックスな、「ベーシックタイプ」と、
カラフルでオシャレな「パステルクラシック」です。

ベーシックタイプは、本体のカラーとステッチカラーが統一されています。
また、背あて・肩ベルト裏はアイボリーカラーのみとなり、全体的に落ち着きのある仕上がりになっています。

パステルクラシックタイプは、本体カラーのバリエーションも多く、ステッチカラーも背あて・肩ベルト裏に近いカラーが使用されています。
オシャレが好きなお子さまや、アクセントを付けたいお子さまに人気のタイプです。
落ち着いたカラーが好きなお子さまなら「ベーシックタイプ」。
オシャレがしたい子には「パステルクラシックタイプ」がおすすめです。
ちなみに、もう少し”可愛さ”が欲しいという女の子には、
ベルエース素材の「ベルエース ハート」がおすすめです♪
ベルエース ハート
本体の両サイド、肩ベルト、前ポケットにさりげないハートの装飾が施されていて、
とってもキュートですよ♪
ランドセル選びに迷ったら?②「最後は素材をチョイス!」
ランドセルの『タイプ』が決まったら、
次は『素材』を決めましょう!
まず、最初にチェックして欲しいのですが、
お子さまが通う通学路のおおよその時間をチェックして下さい。
もしも、5~15分以上かかる距離なら、
軽い人工皮革の「ベルエース」が断然おすすめです!
長い通学距離を重いランドセルを背負っていると、
お子さまの身体に負担がかかります。
なるべく負担が少なくなるよう「ベルエース」素材のランドセルを選びましょう。
もしも、「家から学校までは5分以内!」または、
「身体もしっかりしていて体力もある」というお子さまなら、
牛革やコードバンランドセルでも問題ありません。
予算に合わせてお好きな素材を選んで下さい♪
ついでに、「中村鞄さんの素材はどんな感じのか」を簡単にご紹介します。

非常に艶やかで硬質感のある高級感漂う素材です。
スベスベしたさわり心地も気持ちいです。
ただ、軽く爪を立てると分かるように滑らかな表面をしている分キズあとは目立ちます。

コードバンに比べると若干ザラつきのある表面をしています。
見た目にはベルエースとそれほど代わり映えしないように感じます。
ただ、ベルエースよりも厚みもあり、硬さを持っています。
この厚みと硬さが天然皮革ならではの良い質感をもたらしてくれているように感じます。

表面のザラつきは牛革ボルサとそれほど変わりません。
見た目も決してチープさを感じさせません。
ただ、牛革ボルサと比べるとふにゃふにゃした柔らかさがあります。
といっても、決して脆い素材というわけではなく、爪を軽く立てても、キズあとが残りにくく丈夫さもしっかり感じます。
なんとなく分かっていただけたでしょうか?
実際はランドセルに加工されるともう少し感じ方も変わってきますので、
ご参考程度に覚えておいて下さいね♪