こちらでは、「ランドセルってお手入れしたほうがいいの?」、「ランドセルはどうやってお手入れするの?」といったお手入れに関する疑問にお答えしていきます。

 

最近のランドセルは、『人工皮革』はもちろん、牛革やコードバンなどの『天然皮革』にも、水をはじく「撥水加工」が施されたものが多くあるため、昔のランドセルと比べるとお手入れしなくても雨や汚れなどで傷みにくくなっています。

しかし、撥水加工は万能ではありません

6年間キレイなままでランドセルを使うためには、お手入れは必要なのです!

 

ランドセルをキレイに使うことは、耐久性を長持ちさせる効果もありますので、ぜひこちらでご紹介するお掃除方法を参考に、ランドセルを大切に使ってみて下さい♪

目次

ランドセルのお手入れが必要な理由

はじめにもお話しましたが、最近の撥水性に優れたランドセルでも「お手入れ」は必要です。

その理由は、

  • ランドセルの傷み・劣化に繋がる水濡れ・汚れの放置を防ぐ為
  • カビや雑菌の繁殖を防ぐ為

になります。

 

クラリーノなどの「撥水加工」されたランドセルもお手入れが必要

そもそもランドセルには、『人工皮革』と『天然皮革』の2つの素材がメインに使用されています。

代表的なものを言えば、

  • 人工皮革=クラリーノ、タフガード
  • 天然皮革=牛革、コードバン

などです。

 

これらの素材は、それぞれ「重さ」や「耐久性」などに若干の違いはありますが、撥水性においてはほとんど変わりはありません。

なぜなら、これらのすべての素材は表面に『樹脂コーティング』などの撥水加工が施されているからです。

※『ヌメ革』と表示されているランドセル素材は撥水加工はありませんのでご注意下さい。

 

水濡れ・汚れの放置はランドセルの劣化に繋がる

ランドセルお手入れ 水濡れ

ランドセルはお子さまの通学時に主に使用するものですので、雨や汚れの付着や、擦れなどは当たり前です。

それらの被害からランドセルを守るために、最近の素材(革)のほとんどに樹脂コーティングなどの表面加工が施されています。

 

しかし、この撥水加工などを含む樹脂コーティングも永久に衰えることなくランドセルを守ってくれるわけではありません

いくら水などをはじきやすくとも消えてなくなるわけではないので、水滴や汚れが付着したまま放置しておくと、その部分の表面の劣化が早まってしまい硬くなって、ひび割れなどを起こしてしまいます。

 

革の表面にひび割れなどが起きてしまうと撥水効果も弱くなってしまい、中の生地に雨がしみこんで脆くなってしまいます。

その為、どんな素材でも水濡れや汚れはすぐにお手入れは必要になります。

 

表面に付着した水滴・汚れはカビ・雑菌の繁殖に繋がる

ランドセルお手入れ 汚れ

また、雨に濡れたままや汚れが付いたたまま放置しておくとカビや雑菌の温床になってしまうこともあります。

 

とくに梅雨の時期は要注意です。

濡れたランドセルをお手入れもせずに放置しておくと、いくら水濡れに強いクラリーノなどの人工皮革でも表面にカビや雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

 

夏休みに入ってしまうと、しばらくランドセルを使用を使うこともないので、そのまま忘れてしまう可能性も大!

お子さまの健康を考えてもランドセルのお手入れは欠かせません。

ワンポイント

ちなみにランドセルの『肩ベルト』や『背あて』は、体に特に密着する部分ですので汗などをかくことを考えて抗菌加工などが施されているものもあります。

しかし、革の表面に付着した汚れの上に雑菌などが繁殖してしまうこともありますので、「抗菌仕様だから」といって過信せずにしっかり取り除きましょう!

 

一般的な(表面加工済み)ランドセルのお手入れ方法

どんなランドセルでもキレイな状態のまま長持ちさせるにはお手入れが必要です。

 

こちらでは、「ヌメ革」を除く、撥水などの表面加工が施された一般的なランドセル

「簡単な定期的なお手入れ方法」から「汚れたときの対処方法」など、

様々な状況のお手入れ方法についてご紹介していきます。

 

また、お手入れの際にコレだけは「やってはいけないこと」もご紹介していきますのでご参考下さい。

毎日の定期的なお手入れ

ランドセルお手入れ タオル

とくに濡れたり汚れたりしなくても、毎日学校から帰ってきたらランドセルを乾拭きしましょう。

 

乾拭きする際は、クリーニングクロスのような柔らかい綿の布でやさしく表面をふき取って下さい。

クリーニングクロスがない場合は、使用していないお古の綿Tシャツなどを使用してもOKです!

 

サッと乾拭きするだけでも革の表面についた目には見えにくいホコリや水分をとり除くことができるので、ひび割れなどの革の劣化を防ぎ、ランドセルがより長持ちします。

 

ランドセルカバーは1週間置きに取り外して乾拭きしましょう!

ランドセルカバーや、一年生の時に付ける交通安全カバーなどを装着しているランドセルは、一週間おきにカバー取り外してランドセルの表面を乾拭きしましょう。

 

ランドセルカバーをつけたままにしておくと、カバーのスキマにホコリなどがたまり汚れてしまったり、カバーと革の表面がくっついて剥がれやキズの原因になってしまいます。

 

日曜日などの休日を利用して定期的にカバーを取り外す習慣をつけましょう。

 

水に濡れてしまったときのお手入れ

ランドセルお手入れ 雨

雨などでランドセルが濡れてしまった時は、はじめにやわらかい乾いた布でしっかり表面の水分をふき取って下さい。

水分がふき取れたら、風通しの良い場所に置いておき陰干ししておきましょう。

 

もしも、ランドセルの内側まで濡れてしまったときは、フタやチャックは開けた状態で陰干しておいてください。

また、梅雨の時期など湿気の多いときは、扇風機やドライヤーの「冷風(送風)」をつかって乾かすと良いでしょう。

 

水分をしっかり取っておくことで、ランドセルの劣化やカビ・雑菌の繁殖を防ぐことができます。

 

汗シミ対策に背あてや肩ベルト裏もしっかりふき取る

雨以外にもランドセルが濡れてしまう原因のひとつにお子さまの『汗』があります。

とくに肩ベルトの裏側や、背あては体に密着するので汗が付きやすく、汗シミの原因にもなります。

 

ランドセルの汗シミは一度付いてしまうとなかなか落ちません。

汗シミが気になる方は、あらかじめ汗シミがつかないように、気温の暑い日や運動した後は、しっかりと肩ベルト裏や背あての汗を乾いた布でこまめにふき取っておきましょう。

 

また、汗をよくかくお子さまには「汗ムレを軽減」してくれる

市販の『背あてパッド』や『肩パッド』などを使うと汗シミ対策として有効なので購入することをオススメします。

ランドセルの汗ムレ対策グッズ

セイバン/背あてパッドランドセルお手入れ 背あてパッド

価格 1,620円(税込)
カラー 2色(ピンク、ブルー)
主素材 ポリエステル、キュプラ

マモルチャン/ランドセル用肩パッドランドセルお手入れ 肩パッド

価格 1,322円(税込)
カラー 5色(アカ、ピンク、ベージュ、ブルー、ブラウン、クロ)
主素材 ナイロン、ポリエステル

 

汚れが付いてしまったときのお手入れ

「汚れ」は時間がたつほど取れにくくなりますので早めに対処しましょう。

まずは、水を浸したタオル(柔らかい布ならなんでもOK)をよく絞り、その濡れタオルでやさしくふき取ります。

次に、汚れが落ちたら、別の乾いた布で表面の水分をふき取り、最後に風通しの良い場所で陰干ししましょう。

 

水拭きでもおちない頑固な汚れのときは、水に中性洗剤を少し混ぜて薄めの洗浄液をつくって下さい。

洗浄液をつけたタオルをよく絞ってふきとるとキレイに落としやすくなります。

水・洗浄液が有効な汚れ
  • 土、泥汚れ
  • 食べ物汚れ
  • 水性絵の具、習字の墨汁汚れ
  • 水性ペン汚れ

 

水で落ちない筆記用具の汚れのお手入れはどうするの?

ランドセルの汚れには、鉛筆やマジックなどの「筆記用具あと」もあります。

基本的には、上記でご紹介したように「水拭き」「乾拭き」でのお手入れが望ましいのですが、筆記用具などの汚れは水拭きだけではなかなか落ちません。

そんなときは次の方法を試してみてください。

落ちにくい筆記用具汚れの落とし方
鉛筆
  • 消しゴムで軽くこすって落とす。

やはり、鉛筆には消しゴムが最適です。

ただし、ゴシゴシと強く擦ってしまうと表面加工が剥がれてしまいますので、やさしく落として下さい。

油性ペン
  • 食用油(サラダ油)をめん棒や、キッチンペーパーに少しつけて汚れた箇所をなぞり、最後に乾いた布でふき取って落とす。

すぐに対処すれば落としやすいのですが、時間がたつと完全にキレイにすることは難しいのでご注意下さい。

 

表面加工されたランドセルのお手入れで「やってはいけない」こと

次は、表面加工されたランドセルのお手入れで「絶対にやっていはいけない」4つの注意事項をご紹介します。

こちらの注意事項を必ずまもってランドセルをお手入れして下さい。

「ゴシゴシと強くこすらない」

ランドセルお手入れ NGごしごし

汚れを落とすことに夢中になり強い力でなんどもゴシゴシとこすってしまうと、柔らかい布でをつかっていても表面加工されたコーティング樹脂をはがしてしまう可能性もあります。

無理に汚れを落とそうとせず優しくふき取って下さい。

 

「ベンジン・シンナー・灯油(石油)・アルコール類などは使用しない」

ランドセルお手入れ NG油

油性の汚れを落とすのに最適な効果のあるベンジンやシンナーなどは、有機溶剤といって場合によってはランドセルのコーティング樹脂を溶かしてしまう可能性があります。

撥水効果がなくなったり、色落ちの原因にもなりますので絶対に使用しないで下さい。

 

また、灯油(石油)や消毒液などのアルコール類なども同じ効果があるため使用禁止です。

油性ペンの汚れには、サラダ油などの食物油を使用してください

 

「ドライヤーの熱風、暑い日の天日干しで乾かすのはNG」

ランドセルお手入れ NG日光
ランドセルお手入れ NGドライヤー

 

ランドセルは外出時に使用するものなので、ある程度の日光や熱に耐えますが、ドライヤーの「熱風」や、夏の暑い日の日差しなどの長時間あてるとコーティング樹脂が溶け、シワやゆがみの原因になりランドセルを劣化させてしまいます。

 

乾かすときは、必ず風通しが良く涼しい日陰に置くか、ドライヤーを使う際は「冷風(送風)」で乾かしてください。

 

「ヌメ革(本革)用クリーム・オイルなどは使わない」

ランドセルお手入れ ワックス

靴などのよく革物を取り扱うかたならご存知かもしれませんが、『ヌメ革(本革)』と呼ばれるランドセルはお手入れの際に、専用のクリームやオイルなどを使い革の状態を保ちます。

しかし、撥水加工が施されたランドセルには絶対に使用しないで下さい。

 

革硬くなってひび割れを起こしてしまったり、表面に加工してる樹脂コーティングなどが剥がれてしまうおそれがあり、メンテナンスのつもりが、逆にランドセルの劣化を早めてしまう原因にもなります。

 

ヌメ革(本革)ランドセルのお手入れ方法

次は『ヌメ革(本革)』ランドセルのお手入れについてご紹介します。

 

ヌメ革のお手入れは、基本的に上記でご紹介した「撥水加工されたランドセル」と同じような手順になります。

  1. 定期的に柔らかい布で表面の汚れを落とす
  2. 落ちにくい汚れはしっかり絞った濡れタオルでふき取る
  3. 濡れたらしっかり水分をふき取り、陰干しで乾かす。

ただし、これだけではお手入れとしては不十分です。

ヌメ革ランドセルのお手入れには、もう一手間必要になります。

 

『ヌメ革』は1~2ヶ月に一度「専用クリーム・オイルで保湿ケア」

ヌメ革ランドセルは、コーティング樹脂などで表面加工されていない変わりに革専用のクリームまたはオイルなどを塗り・染みこませることで、「滑らかで艶やかな質感」と「柔軟で頑丈な状態」を維持しています。

 

しかし、数ヶ月すると革の水分や油分が乾燥で失われてしまいます

そのまま放置しておくと革はどんどん硬く乾いて「ひび割れ」などを起こして傷んでしまいます。

 

そのため、1~2ヶ月に1回程度のペースで定期的に、ランドセルのお手入れのあとに革専用のクリームなどで保湿ケアをしましょう。

また、定期お手入れ以外でも、水濡れや汚れのお手入れ後は必ず保湿ケアを行って下さい。

ワンポイント

保湿ケアに使用するクリームやオイルなどのケアアイテムは、「なめし」とよばれる革の製法などによって異なります。

必ず購入したランドセルに付属する専用のものを使用して下さい。

 

ランドセルに専用のクリームなどがついてこない場合は、購入したランドセルのメーカー・ブランドが推奨しているものを使用してください。公式サイトなどで明記されていない場合は必ず各社に問い合わせるようにしましょう。

また、「クリーム・オイルの塗り方」などお手入れ方法もメーカー・ブランドの推奨する方法を参考にして下さい。

 

お手入れしても落ちない汚れはクリーニング屋でキレイに

「いくら掃除しても落ちない汚れ」や「ヌメ革に付着してしまったマジックなどの油性ペン跡」など

お手入れに限界を感じた時は、お手入れのプロに頼んでみましょう。

 

地元のクリーニング屋さんでランドセルをお手入れ

ランドセルお手入れ クリーニング1

スーツなどの洋服をキレイにしてくれるクリーニング屋さんの中には、革物やバッグのクリーニングを取り扱ってくれているお店もあります。

どうしても取れないランドセルの汚れなどがあれば、一度このようなクリーニング屋さんにランドセルのお手入れが可能か問い合わせてみましょう

自分でムリをしてランドセルの塗装やコーティングを落としてしまうことを考えれば、プロにお願いするほうがずっと安心です♪

全国で利用できる宅配クリーニングサービスもある

もしも、「近くにランドセルのクリーニングをしてもらえるところがない!」という方も安心して下さい。

全国どこでも利用できる宅配クリーニングをしてくれる次のようなランドセルクリーニングの専門業者さんもあります。

宅配クリーニング屋さんの参考例
店名 「DEA(デア)」
ご注文サイト 高品質・全国宅配クリーニング&修理&保管のデア
お問い合わせ先

0120-890-861

9:00~18:00(定休日:土日祝)

ランドセルお手入れ クリーニング

料金の目安:

作業 料金
クリーニング 12,000円~
消臭/撥水加工 各2,000円~
リカラー(クリーニング込み) 15,000円~
色替え(クリーニング込み) 20,000円~

ランドセルの汚れ落としだけでなく、擦れやキズの修理なども受け付けてくれているので、たくさんの悩みに答えてくれますので困った時は、一度相談してみてください。

また他にも、このようなクリーニング業者さんはたくさんありますので、利用する際はこちらの料金を参考に探してみてくださいね♪

おすすめの記事